感染制御専門薬剤師とは、がん専門薬剤師とともに2005年に認定資格制度を設けることが決定された専門薬剤師です。感染制御専門薬剤師の主な役割は、病院内での感染症の治療や予防をその分野の専門医や看護師と一緒に、感染制御チームを編成して進めることになります。
感染制御専門薬剤師が薬学の中で特に専門性の高い知識を持っているのは、消毒薬と抗生物質に関することです。
現代の消毒薬や抗生物質などは、必ず効果が発揮されるという利点を持つ反面、使用上の注意を守る必要がありますが、その種類は非常に多く、その特徴に合わせて使いこなすには、膨大な知識が必要となってきます。医学や薬学や化学が発展した現代では、感染症の分野だけでも、専門家として把握すべき情報はとても大きく、感染制御薬剤師は、消毒薬と抗生物質などの専門家として、活躍することが期待されている。
肝不全、腎不全、未熟児など、合併症を持つ特に重篤な状態にある感染症患者の治療の際には、効能と副作用が表裏一体となった抗生物質を有効に投与することが可能となる感染制御専門薬剤師の存在は、感染症治療の際に、治療レベルを上げる為にも大変有益なものとなります。