企業に勤務する薬剤師は、大きく分けて、研究開発、学術、営業、治験があります。
研究開発は、イメージしやすいのではないでしょうか。薬剤師が企業に勤務すると言えば、ほとんど研究開発だと思うのではないでしょうか。
しかし、そういう人はごく一部のエリートで、ほとんどが、旧国公立帝国大学の薬学部か、上位数校の薬科大学を出た人しか採用されません。マイナーな企業なら、新設の薬科大学でも求人があるかもしれませんが、それも珍しいことです。
仕事の内容としては、薬を合成する方法を考えたり、バイオなどで新しい医薬品を作る、などです。一見研究開発の仕事は面白そうに見えるかもしれません。確かに、探求することが好きな人にとっては面白いでしょうが、厳しいこともたくさんあります。
学術とは、海外からの必要な文献を翻訳して、企業が利用しやすいようにすることです。もちろん、英語が出来る事が最低条件となります。使われる単語、専門用語が多いのですが、薬剤名や化学反応名がそのままなので、慣れれば量が読めるでしょう。学術は、大学名よりとにかく、英語が出来るかどうかがポイントとなります。最近は、インターネットの普及によって、ほとんど家のパソコンで作業する場合が増えています。
営業は、ご存知、医者に薬を売り込むのが仕事です。特殊な職業の人ともうまく話ができて、車に乗れるのが最低条件となるでしょう。ハードですが、一人で行動するので、デスクワークや調剤室にこもるより、精神的には楽な面もあるでしょう。これも、学校名はほとんど関係ありません。
最後に治験は、厚生労働省の認可を取りたい薬を、治験志願者や患者に試してもらうのが仕事です。そこで得たデータは、認可のために整理されて使われています。なり手が少なく、採用はされ易いと言える業種でしょう。